新庄徳洲会病院の透析室のご紹介です。
今回は、透析室の紹介のお話です。
新庄徳洲会病院の透析室は50床。約110人の透析患者さんを受け入れています。
CE8名、看護師4名、介護士1名で日夜奮闘中です。
「地域医療に貢献したい」と熱い眼差しが素敵なCEのOさん、10年以上の透析看護キャリアをお持ちの看護師のIさんとWさんに話しを聞きました。
高齢で独居の方も多く、体重や体調の変化だけではなく、生活そのものを見るようにしていると言います。着ている服装、持ち物の些細な変化を見逃さず、日々の様子を感じ取り、必要に応じて家族や地域サービスに繋ぐ役割も意識しているそうです。
透析は命を繋ぎとめる大切な日です。まずは通い続けてもらうこと。
「こんなはずじゃなかった」「いつ死んでもいい」と制限の多い生活に、悲観的になる患者さんは少なくないそうです。気持ちに寄り添い、制限と緩和の難しさを感じながらも、どの様に関わっていけば良いのか考える日々だとお話しされていました。
透析中のKさん。バスで30分、週3回透析に来ています。
「透析に来るようになって身体が楽になったから庭仕事が出来るようになった。」と喜んでいました。Kさんは自身の事を、こだわりが強いからいろいろ言われるのが嫌だ、と言います。透析室のスタッフについて伺うと「楽なの、緊張しないで来られる。必要な事は伝えてくるけど、それ以外は放っておいてくれる。ちょうど良いの。」と。
全ての患者さんに深く関わるのではなく、個々に合わせて距離感を考える事は、長期に通い続けなければならない透析室では大切なのかもしれません。
機械の進歩とともに安全性は高まっています。それでも、防ぎきれない事も起こります。どの様な事態が起こっても、早期発見、早期対応できるように目を配り、安全に安心して透析が終わるように意識を高めている緊張感が伝わってきました。
「透析は奥が深いんですよ」と丁寧に説明してくれたOさん、透析看護についてお話しされている表情がとても優しかったIさん、Wさん、お忙しい中ありがとうございました。
今回の見学にあたり、皆さん快く日程調整をして、受け入れてくださいました。
新庄徳洲会病院は多様な病棟があります。
部署を超えて学べる環境は、看護師として大きく成長できると感じました。