庄内は、庄内平野を中心とした日本海沿岸地域で酒田市、鶴岡市、遊佐町、庄内町、三川町の2市3町の自治体からなります。 秋田県の県境に鳥海山(出羽富士)があり、出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)は修験道を中心とした山岳信仰の場としても知られています。日本海に注ぐ最上川が流れ、庄内平野は稲作地帯として知られ、庄内米はブランド米にもなっています。 湯野浜(ゆのはま)温泉、あつみ温泉、湯田川(ゆたがわ)温泉は、いずれも開湯1,000年を超える温泉で、湯治場としても賑わっていますが、その他、各自治体にも日帰りの温泉施設が常設されています。また、四季折々の山の幸、海の幸に恵まれた自然豊かな地域で、豊かな食文化を形成しています。
最上地域は、山形県北東の内陸部に位置し、東は奥羽山脈を境に宮城県と、西は鳥海山や月山に代表される出羽山地を境に庄内地域と、南は県庁所在地のある村山地域、北は秋田県と接しています。夏は盆地ならではの高温多湿で、冬は最上川の峡谷にそって日本海からの北西の季節風の影響で雪が多く、日本有数の豪雪地帯として知られています。
最上地域は、四方を鳥海山や月山、神室連峰など高く険しい山々に囲まれ深い原生林が多く残り、全国でも有数の「巨木の里」として知られています。開湯1,200年を誇る肘折(ひじおり)温泉をはじめとする赤倉(あかくら)・瀬見(せみ)の温泉地も日本の原風景を偲ばせる昔ながらの温泉として多くの人を魅了しています。出羽山地を東西に貫く最上峡の雄大な自然の中を舟で下る「最上川舟下り」は、四季折々に美しい表情をみせる最上峡の絶景を満喫するとともに、義経伝説、芭蕉の足跡(そくせき)を辿れることも魅力の一つになっています。
新潟市から北に100キロ、新潟県最北端に位置する村上市山北地区は海と山に恵まれた自然豊かな地域です。恵まれた自然の中で四季折々の景観を楽しむことができ、特に海岸景勝地である「笹川流れ」は日本屈指の透明度を誇り、日本海の荒波で浸食された奇岩・岩礁・洞窟など変化に富んだ風景が11㎞続く海岸で国指定の名勝及び天然記念物となっています。夏はマリンスポーツ、秋は登山、冬はスキーと年間通じて自然とふれあう事ができます。もちろん食も、米・酒・肴とすべてそろっています。厳しくも優しい北国の風土を是非肌で感じてください。